アブない毎日
2002年11月27日交通事故現場を目撃してしまった。
今日は晴れていたので、
少々寒いがあかねを乗せて自転車で出掛けた。
道路(幅は中くらい)の右側の舗道をしばらく走ると、
・・・?
なんか様子がヘンだ。
交差点で時間が止まっている。
5m程先を見ると、
私と同じ方向へ進む車線の銀色の乗用車に、
同じく銀色の軽が、反対車線から斜めに突っ込んで、
斜め正面衝突している。
なおも気配が変なので、
反対車線の前方を見ると、
もっと先の方に、紺色のハイルーフ車が、
完全に上下逆になっているではないか?!
事故はたった今起こったばかりという雰囲気。
それにしては、音も何にもしなかったけれど?
周囲の皆が呆然としているところだった。
数秒後に、
軽からぼとぼと鼻血をたらしたおじいさんが、
(70代後半〜80代?)降りてくると、
さかさまになったハイルーフ車のドアを、
通行人の一人が開けて、
「大丈夫ですか?」と訊く。
中からは、豹柄の服の女性(30代)が出てきた。
フロントガラスめちゃくちゃなのに、
目立った外傷はない。
周りはホッと一息。
鼻血おじいさんが、その豹柄女性に何やら話しかけると、
「いいえ!あれは信号無視です」
と彼女は怒りに震える声で言い返した。
言い訳がましく、もごもご何かつぶやいて、
鼻血おじいさんは自分の車にとって返す。
ここで近くの眼科から、
白衣の看護婦さんが飛び出してくる。
「119番お願いします!」と叫ぶと、
「今、しました!」
看護婦さんは、豹柄女性に駆け寄り、
「大丈夫ですか?良かったら、救急車が来るまで中に」
もう一人の看護婦さんが、
鼻血おじいさんも眼科の中へ連れて行った。
おじいさんの車に斜めに突っ込まれた銀色車の女性は、
蒼白になって、運転席に座ったまま、
ずっとケータイを握り締めて話し続けていた。
道路は完全に麻痺状態。
見物人も増えてきた。
だいぶ経ってから、救急車が現れ、
ややあって、パトカーが現れた。
中年太りの警官が二人中から出てきて、
ハイルーフ車の脇に、コーンを置いた。
もう一人は、のんびりと見える歩調で、
救急車に乗ろうとする当事者のところへ向かった。
もう大丈夫かな?
そう思って、私は現場をあとにした。
見物人はだいぶ増えていて、
自転車で通り抜けるのが大変だった。
このところ、毎日危ないことが起きている。
昨日一昨日は、書いたようにあかねに危ないことがあった。
今日は直接何もなかったけれど、
もう少し早くそこを通っていたら、
事故が起こるのを直接眼にしていたわけで、
ショックも大きかったに違いない。
巻き添えになる可能性だってなかったわけじゃない。
この頃、毎日が危険だ。
気をつけなければ・・・。
***
このところ、あかねが余りに強烈なので、
目立たなくなっているはるた。
今日言っていたのは、
「あかねは小さい頃かわいかったよね」
「もう、かわいくないの?」
「うん、もうこんなに大きくなったから、
かわいいっていうより、美しい」
「へぇえ〜〜!」
「そして、ぼくはかっこいい」
夜寝る前に、
「命より大切なのは愛だよ、そしてこころ」
「・・・そうなの?」(ちょっとビックリ)
「そして内臓」
「!!!」
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