そういうしくみだったんだ
2002年9月21日明日は小学校の運動会だ。
(もう今日か)
入学予定の小学校から、
はるたにも運動会のお知らせが来た。
今度の新一年生が参加する競技があるらしい。
昨日幼稚園で会ったほかのお母さんと、
その話をしていたら、
「そのうち、身体測定や知能テストをする連絡も来るよ」
と、言っていた。
私は、ふーん、そうなのか、いよいよ小学校なんだぁ。
なんて、のんきに感慨に浸っていた。
夜、宴会があって遅く帰った夫に、
その話をしていたら、ふと、彼は考える顔になって、
「そうだなぁ、そういう時期か。
...それで、養護学校に行くとか、特殊学級に入るとか、
決まるんだよ」と、言った。
「...そうなんだ...」
私は、自分があまりにも何も考えてなかったので、
なんておバカだったんだろう、と思った。
「じゃあ、小学校の普通学級だと思ってたら、
そうじゃありませんって、言われる場合もあるんだね?」
「ボーダーの子は、そうだろうね」
厳しい現実は、もうとっくに始まってるんだ。
振り分けられるしくみに、
はるたも否応なく巻き込まれていくんだ。
その目的は、きっと、
子供一人一人の状態に合わせた教育を、ってことなんだろう。
その目的は必ずしも冷たいとは言えないのかも知れない。
...こんなイメージが浮かんだ。
はるたのデータが測られて、記録されて、表になって、
この子はこっち、この子はあっち、
と振り分けられる"目"にさらされるのだ。
その目は、なんだかとても無機質な、冷たいものに思われる。
はるたは今のところ特に発達にも、健康にも特に異状は見られない。
その意味で不安があるわけではない。
でも...。
なんとなく、硬くて重いものをそのまま飲み込んだような、
胸苦しい気持ちになってしまった。
こんなこと、これからいくらでもあるのだろうな。
その、第一歩が始まろうとしてるんだ。
(もう今日か)
入学予定の小学校から、
はるたにも運動会のお知らせが来た。
今度の新一年生が参加する競技があるらしい。
昨日幼稚園で会ったほかのお母さんと、
その話をしていたら、
「そのうち、身体測定や知能テストをする連絡も来るよ」
と、言っていた。
私は、ふーん、そうなのか、いよいよ小学校なんだぁ。
なんて、のんきに感慨に浸っていた。
夜、宴会があって遅く帰った夫に、
その話をしていたら、ふと、彼は考える顔になって、
「そうだなぁ、そういう時期か。
...それで、養護学校に行くとか、特殊学級に入るとか、
決まるんだよ」と、言った。
「...そうなんだ...」
私は、自分があまりにも何も考えてなかったので、
なんておバカだったんだろう、と思った。
「じゃあ、小学校の普通学級だと思ってたら、
そうじゃありませんって、言われる場合もあるんだね?」
「ボーダーの子は、そうだろうね」
厳しい現実は、もうとっくに始まってるんだ。
振り分けられるしくみに、
はるたも否応なく巻き込まれていくんだ。
その目的は、きっと、
子供一人一人の状態に合わせた教育を、ってことなんだろう。
その目的は必ずしも冷たいとは言えないのかも知れない。
...こんなイメージが浮かんだ。
はるたのデータが測られて、記録されて、表になって、
この子はこっち、この子はあっち、
と振り分けられる"目"にさらされるのだ。
その目は、なんだかとても無機質な、冷たいものに思われる。
はるたは今のところ特に発達にも、健康にも特に異状は見られない。
その意味で不安があるわけではない。
でも...。
なんとなく、硬くて重いものをそのまま飲み込んだような、
胸苦しい気持ちになってしまった。
こんなこと、これからいくらでもあるのだろうな。
その、第一歩が始まろうとしてるんだ。
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