ハーブティ（＆メモ追加）

以前少し、ハーブ作りに凝ったことがある。

出窓のスペースを利用して、
ミントをはじめ、バジル、カモミール、
タイム、レモンバームなどなど、
見かけるたびに鉢を買い込んだ。

窓辺はたちまち、ハーブ畑となった。

みずみずしい緑や黄緑の、愛らしい葉っぱたち。
カタチもそれぞれ、調和が取れていて、
なんて美しいんだろうと、見飽きなかった。

それにも増して、芳香がすばらしかった。
いくつかの葉っぱを取って、
ガラスのポットに入れ、熱湯を注ぐ...。

さわやかな緑の香りに、
心もカラダもリフレッシュできた。
夫も私も、このハーブティをとっても気に入っていた。

そんな蜜月に終止符が打たれたのは、
その夏の終わりだった。

しばらく家を留守にするので、
友人にハーブを預けたのだ。
彼らは、こころよく、それらを庭においてくれた。

帰ってから、引き取ったハーブは、
驚くほど伸びて、はびこって、ジャングルのようだった。
病気なのか、葉の色も茶色じみて、よく見ると虫もついていた。
かわいらしかった姿は見る影もない。

殺虫剤をつければ、ハーブティを飲むことも出来ない。
見ているうちに、ハーブはどんどん枯れていってしまった。
しかたなく、枯れた葉を捨て、たくさんあった鉢も、
引越しの時に処分した。

あれからもう、ずいぶん時間がたった気がする。

最近になって、
「また、あのハーブティが飲みたいね」
と夫が言った。

そう言われて私も、ハーブティのいい香りを思い出した。

今度はベランダで、ハーブを育ててみようかな。
そう思うと、なんだか、気持ちがわくわくしてきた。


＊＊＊＊＊＊
ブリギッテ...さん
リンクありがとうございます。
実はここ数日で、ばたばたとリンクを増やしたために、ちょっと自分でも、まだ、この状況に慣れないでいます。
少し時間をいただいて、落ち着いてから、考えさせていただいてよろしいでしょうか？こちらの都合で申し訳ありません。m(　)m