子供に何か習わせるべきかどうか、ここのところ考えている。
(考えてるだけ)

はるたが幼稚園から帰ってきても昼寝をしなくなり、
おやつを食べるとすぐTVやビデオを見て、
だらだらするような感じになっているので、
もっと有意義に過ごせないものかと思うのと、
何か得意なことを、身につけさせたいと思うからなのだが、
いざ、具体的に何をする?と言うことになると、
思いつかないのである。

周囲では、みな、
幼児教室やスイミングや、英語など何かしらの習い事をさせている。
何もしていないはるたは珍しい存在で、
そんなのんきものの母は私くらいである。

小学生の子供を3人持つお母さんからお話しを聞いてびっくりした。

2年生の男の子はスイミング、4年生の女の子はピアノと習字、
5年生の男の子は塾に週2回、そして、テニスとスイミング、
ECC(英会話)に通っているそうだ!
それらの送り迎えをするお母さんはとっても多忙。

「でもね。」という。
塾に行って、とっても勉強がんばっても、
周りも頑張って90点100点取ってるから、
全然、普通で当たり前なの。
見ててもかわいそうよ、気が抜けなくって。

...とのことなのだ。
もちろん下の層もいるらしいのだが、
とてもできる上の層と2極化しているのだそうだ。
うーん、そうだったのか。

同じ日に、
日木流奈くんの本を、書店で見た。
彼は12歳で、脳障害があるために、身体を自由に動かすことはできないが、
大人顔負けの優れた知性を持っていて、本を書いたり、
講演活動をしたりしている。宇宙物理学なんかの専門書も読破していた。
GWに、彼のことを取り上げたドキュメンタリーを(切れ切れに)見て、
すごいなぁと感心したが、彼がもともと、稀有な天才児なのだと思っていた。

ところが、本の中で彼は、自分は両親の教育のお陰で、
このような知性を身につけたのだと言っている。
そして、どの子供もこのような可能性を、持っているのだ、とも...。

もちろん、ご両親の教育も全く骨惜しみのないもので、
多数の手作りのカード、数百に上る手作りの絵本などで、
彼の能力を引き出したのだそうだ。
(ドーマン法、とか言ってたかな?)

考えただけで、私にはできそうもないが、
その千分の1でも、
子供の知性や能力のために、何かをしただろうかと、
ちょっと恥ずかしくなった。

流奈くんの言葉は、むずかしくないけれど、心に響く言葉で、
深い意味を持っている。
お勉強ができるだけの賢さではなくて、
本当の幸福や、やさしさとは何かということまで考えられる、
バランスの良い、本物の知性を持っているように思う。

両親の教育しだいでこういう子も育つのか...。
もちろん弟子はその師以上にはならないという言葉もあるから、
ご両親の知性が並外れて優れていたからこそ、
それが可能だったのだろう。

そんなことを考えて、ふと、我に返る。
私は一体、はるたに何をしてやれるのか?

...............
......やっぱり、わかんなーい。
神様、どうぞ私に本物の知性を!(シクシク)


****
流奈くんのドキュメンタリーや本の内容については、
どちらもきちんと見たり、メモを取っていたわけではないので、
間違っていたり、不正確なことを書いたかもしれません。
何か間違えてたら、ごめんなさい。
興味がある方は、本のほうをご覧になってください。

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