長男入園時を思い出す
2002年4月14日2年前のメモ日記とNちゃんへのFAXより。
2000年4月11日(火)
初めての通園バス乗車。
はるたは私が乗らないと判って、すぐ泣き出す。
その顔を見て、私も胸がいっぱいになり、
家に帰って、わんわん泣いてしまう。
さんざん泣いて、母にTEL。
「声が違うから、どうしたかと思った」と言われる。
帰ってきた時は眠っていた。
「楽しかった?」「楽しかった」
「明日も行く?」「明日も行く」で少しほっとする。
次の停留所のFさんによると、涙のあとはあったが、もう泣き止んでいたそう。服と上履き泥だらけ。
4月12日(水)
今日は乗ったらすぐ泣いた。S先生は手馴れたもの。抱き上げて、さっとバスに乗せる。
私も泣けたが、昨日さんざん泣いたので、すぐ立ち直った。
帰りは起きていてにこにこだった。
4月13日(木)
この日の朝は「たくさん幼稚園で遊んでおいでね。ママ待ってるからね」「泣かないでバスに乗れる?」と言ったら「うん」と言っていた。
「『はるたはおにいちゃんでしょ』っていって」
と言われる。
自らバスに乗り込んだので、びっくり。
でも、顔はおもいきりへの字になって、涙ぐんでいた。
4月14日(金)
朝は緊張する。遅れないよう、また「行かない」と言われたらどうしようという気持ちがあるので、さりげなく準備。でも行く気配に気づくと
「長崎屋に行く」とぐずりだした。
「じゃ、パパと行こうね。パパが帰ってきたら」
とごまかして、バスを待つ。
バスが来ると「泣かない」と言って乗り込んだ。
我が子ながら、いじらしい。
4月15日(土)
長い一週間。土曜が休みならいいのに。
朝はやはり少しぐずるが、バスが来ると「泣かない」とつぶやいて、乗り込んで行った。
4月17日(月)
幼稚園の創立記念日でお休み。
4月18日(火)
朝ぐずる。長崎屋やジャスコに行くと言って、
道に飛び出そうとする。抱っこも嫌がる。
「幼稚園イヤなの?」と聞くと「いやなの」と
小さな声で言っていたが、バスが来ると、
「泣かない」とつぶやいて乗り込んだ。
やっぱり笑顔はないが、手は振ってくれる。
4月19日(水)
はるた、通園バスに乗り初めて笑顔を見せて、手を振る。
行く前に「はるくん、幼稚園で遊んでおいで」って言ってと言う。その通りにすると「はーい」
あと「泣かないでね」「ママ待ってるよ」も言わされた。
*
Nちゃんへ(2000年5月に送ったFAXより)
はるたは、3歳と1ヶ月になりました。92cm、15kgと、3歳児平均より少々背が低めですが、よく、大きいわねぇと言われるのは、生まれた時から大きめの頭のせいでしょう。
4月から幼稚園に通っています。
初めて一人で通園バスに乗った時は泣き顔を見せました。(私も泣きました)
次の日も泣き、その次の日はへの字の口になり...
すこしずつ慣れて、一週間たった頃。朝、バスが来る少し前に、
「ママ、『はるくん、ようちえんで、いっぱいあそんでおいで』っていって」
「『ママまってるからね』っていって」と言うのです。
それまで、私が毎朝かけていた言葉でした。
この子にはそれが支えになっているんだなぁと思って、胸がいっぱいになりました。
そう言ってやると「はい」と律儀に返事をします。
そしてその日は園バスに自分から乗り込み、見送る私に笑顔を見せて手を振りました。
私は、なんというか、とても心を動かされました。
子供ってすごいなあ、と...。圧倒されるような気がしました。
1ヶ月たった今では、幼稚園にすっかり馴染んで、毎日楽しく泥んこの着替えを持って帰ってきます。
でも、やっぱり朝の出掛けには、その2つの言葉を言わされます。
そして、帰って来ると「ママのところに帰ってきた」と満面の笑顔を見せてくれます。
はるたは今とっても甘えん坊です。おなかに第2子ができてから、ママべったりになって、恥ずかしげもなく「はるくんはあかちゃん」と言って甘えたりします。「マーマ」「おかあさん」と言って、嬉しそうにくっついてくるさまを見ると、本当に私がいるだけでこんなに安心しているんだなあと涙が出てきます。
今、この子にとっては、私がばかでも、ぐずでも、だめでも、ぜーんぜん関係ないんだなあと思います。
人間に、こんな全面的な受け入れ方をされたのは、全くもって初めてです。
それを感じる度に、生きてて良かったなあ、生まれてきて良かったなあと、つくづく思います。...
*
長くなりました。入園時期なので、はるたの入園時のことを思い出したのです。自分の覚えのために、日記に書きました。
先週、はるたは素敵なことを言ってくれました。
「せまいみちってすき。だっておはながさいてるから」
はるたの乗ってる園バスは、小さなマイクロバスです。
(入園する前、大きくてかわいい絵のついているバスを指して、
「いいねえ、はるくん、今度あれに乗るんだよ。楽しみだねぇ」
と言っていた私は、しまったと思ったものですが)
そのマイクロバスは、小さな路地にも入って行きます。
私の知らない、色んな道を通って、幼稚園に通ううちに、そんな発見をしていたんだ。
そう思って、何だかとても嬉しくなりました。
実家の母が、明日から2日間泊まるので、日記の更新は、母が帰ってからになると思います。
それまで、皆様お元気で。
2000年4月11日(火)
初めての通園バス乗車。
はるたは私が乗らないと判って、すぐ泣き出す。
その顔を見て、私も胸がいっぱいになり、
家に帰って、わんわん泣いてしまう。
さんざん泣いて、母にTEL。
「声が違うから、どうしたかと思った」と言われる。
帰ってきた時は眠っていた。
「楽しかった?」「楽しかった」
「明日も行く?」「明日も行く」で少しほっとする。
次の停留所のFさんによると、涙のあとはあったが、もう泣き止んでいたそう。服と上履き泥だらけ。
4月12日(水)
今日は乗ったらすぐ泣いた。S先生は手馴れたもの。抱き上げて、さっとバスに乗せる。
私も泣けたが、昨日さんざん泣いたので、すぐ立ち直った。
帰りは起きていてにこにこだった。
4月13日(木)
この日の朝は「たくさん幼稚園で遊んでおいでね。ママ待ってるからね」「泣かないでバスに乗れる?」と言ったら「うん」と言っていた。
「『はるたはおにいちゃんでしょ』っていって」
と言われる。
自らバスに乗り込んだので、びっくり。
でも、顔はおもいきりへの字になって、涙ぐんでいた。
4月14日(金)
朝は緊張する。遅れないよう、また「行かない」と言われたらどうしようという気持ちがあるので、さりげなく準備。でも行く気配に気づくと
「長崎屋に行く」とぐずりだした。
「じゃ、パパと行こうね。パパが帰ってきたら」
とごまかして、バスを待つ。
バスが来ると「泣かない」と言って乗り込んだ。
我が子ながら、いじらしい。
4月15日(土)
長い一週間。土曜が休みならいいのに。
朝はやはり少しぐずるが、バスが来ると「泣かない」とつぶやいて、乗り込んで行った。
4月17日(月)
幼稚園の創立記念日でお休み。
4月18日(火)
朝ぐずる。長崎屋やジャスコに行くと言って、
道に飛び出そうとする。抱っこも嫌がる。
「幼稚園イヤなの?」と聞くと「いやなの」と
小さな声で言っていたが、バスが来ると、
「泣かない」とつぶやいて乗り込んだ。
やっぱり笑顔はないが、手は振ってくれる。
4月19日(水)
はるた、通園バスに乗り初めて笑顔を見せて、手を振る。
行く前に「はるくん、幼稚園で遊んでおいで」って言ってと言う。その通りにすると「はーい」
あと「泣かないでね」「ママ待ってるよ」も言わされた。
*
Nちゃんへ(2000年5月に送ったFAXより)
はるたは、3歳と1ヶ月になりました。92cm、15kgと、3歳児平均より少々背が低めですが、よく、大きいわねぇと言われるのは、生まれた時から大きめの頭のせいでしょう。
4月から幼稚園に通っています。
初めて一人で通園バスに乗った時は泣き顔を見せました。(私も泣きました)
次の日も泣き、その次の日はへの字の口になり...
すこしずつ慣れて、一週間たった頃。朝、バスが来る少し前に、
「ママ、『はるくん、ようちえんで、いっぱいあそんでおいで』っていって」
「『ママまってるからね』っていって」と言うのです。
それまで、私が毎朝かけていた言葉でした。
この子にはそれが支えになっているんだなぁと思って、胸がいっぱいになりました。
そう言ってやると「はい」と律儀に返事をします。
そしてその日は園バスに自分から乗り込み、見送る私に笑顔を見せて手を振りました。
私は、なんというか、とても心を動かされました。
子供ってすごいなあ、と...。圧倒されるような気がしました。
1ヶ月たった今では、幼稚園にすっかり馴染んで、毎日楽しく泥んこの着替えを持って帰ってきます。
でも、やっぱり朝の出掛けには、その2つの言葉を言わされます。
そして、帰って来ると「ママのところに帰ってきた」と満面の笑顔を見せてくれます。
はるたは今とっても甘えん坊です。おなかに第2子ができてから、ママべったりになって、恥ずかしげもなく「はるくんはあかちゃん」と言って甘えたりします。「マーマ」「おかあさん」と言って、嬉しそうにくっついてくるさまを見ると、本当に私がいるだけでこんなに安心しているんだなあと涙が出てきます。
今、この子にとっては、私がばかでも、ぐずでも、だめでも、ぜーんぜん関係ないんだなあと思います。
人間に、こんな全面的な受け入れ方をされたのは、全くもって初めてです。
それを感じる度に、生きてて良かったなあ、生まれてきて良かったなあと、つくづく思います。...
*
長くなりました。入園時期なので、はるたの入園時のことを思い出したのです。自分の覚えのために、日記に書きました。
先週、はるたは素敵なことを言ってくれました。
「せまいみちってすき。だっておはながさいてるから」
はるたの乗ってる園バスは、小さなマイクロバスです。
(入園する前、大きくてかわいい絵のついているバスを指して、
「いいねえ、はるくん、今度あれに乗るんだよ。楽しみだねぇ」
と言っていた私は、しまったと思ったものですが)
そのマイクロバスは、小さな路地にも入って行きます。
私の知らない、色んな道を通って、幼稚園に通ううちに、そんな発見をしていたんだ。
そう思って、何だかとても嬉しくなりました。
実家の母が、明日から2日間泊まるので、日記の更新は、母が帰ってからになると思います。
それまで、皆様お元気で。
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